燃費・排ガス検査のデータを改ざんして出荷を行っていたスバルが、不正発覚後はじめての新型車、フォレスターを発売することを発表しました。
不正により決算や株価に影響を与えただけでなく、顧客離れも進んだスバル。フォレスター新型車投入で復活となるのでしょうか?ここでは新型車の詳細や最近の株価の動きについてみていきたいと思います。
目次
スバル(SUBARU)検査不正発覚後初の新型車、フォレスター発売へ。発売日、価格などの詳細とは?
フォレスターはスポーツ用多目的車のSUVで、スバルが販売する車種の中で、世界で最も売れている車種となります。フォレスターの全面改良は約5年半ぶりで、スバルの不正発覚後でははじめてとなります。
まずはガソリン車を2018年7月19日に、ハイブリット車を9月14日に発売します。価格は280万円~309万円。安全運転システム「アイサイト」や、事故の際に歩行者を守るエアバッグなどを標準搭載しています。
人気のフォレスター新型車投入で、失った信用を取り戻せるかに注目が集まります。
スバル(SUBARU)検査不正発覚後初の新型車、フォレスター発売へ。日足チャートテクニカル分析による株価の値動き予想は?
スバルの最近の株価の動きを見ていきたいと思います。以下は日足チャートです。
2017年12月から約半年間、3,400円近辺が下値の抵抗となっていましたが2018年6月1日に3,321円の安値を付け、安値を更新しました。その後は一旦は3,400円台を回復するものの、6月20日には3,307円の安値を付けて更に安値を更新しています。
3本の移動平均線は全て下向きとなっており、緩やかなダウントレンドの中で安値切り下げを更新と、弱いチャートの形状となっています。短期的には10日移動平均線(ピンク色)が位置する3,400円近辺まで戻せるかがポイントで、戻せないと更なる安値を探る展開となる可能性が高そうです。
上昇に向かうためには25日移動平均線(緑色)が位置する3,440円を明確に上抜けする必要がありますが、現時点ではそこまでの上昇威力はなさそうです。
スバル(SUBARU)検査不正発覚後初の新型車、フォレスター発売まとめ
スバルは不正発覚後、社長交代も発表しました。新体制で立て直しを図る中、フォレスターの新型車発売をきっかけとして業績や株価復活となるか注目です。
株価は安値を更新している状況で、上昇に向かうためには新規の材料が必要となります。フォレスター発売がきっかけとなって浮上できるのでしょうか。
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