7157 ライフネット生命の2018年6月8日13時21分現在の株価はストップ高となる前日比+100円(19.5%)の613円で推移している。
その要因は株価の動きをみていきたいと思います。
目次
ライフネット生命とは?創業やマザーズ上場は?
ライフネット生命は2006年創業で、インターネットでの生命保険の販売を行っています。
大手生命保険会社が多く販売社員を抱えた高コスト体質であることに目を付け、ライフネット生命は販売社員を抱えずにインターネットでの販売に乗り出し注目を集めましたが、その後大手保険会社もインターネットでの生命保険販売を開始したことで、競争が激化しました。
ライフネット生命は2012年には東証マザーズに上場しましたが、上場以降赤字続きで一度も黒字化したことはありません。
ライフネット生命決算内容や新規契約件数好調による決算への影響は?社長交代の人事は?
ライフネット生命の2018年3月期決算における、売上高は前期比+8.6%の109億円と順調に増加していますが、当期純損失は▲2億4,900万円と赤字が続いています。
2019年3月期決算見通しは、売上高が前期比+9.5%の120億円、当期純利益は±0を見込んでおり、赤字脱却となるか注目を集めいています。
ライフネット生命は2018年3月22日に開いた取締役会で、岩瀬社長が6月24日の株主総会で社長を退任し、森取締役執行役員営業本部長が社長に昇格する人事を固めました。
森次期社長は2017年からがん保険の販売を行い、就業不能保険とセットにした商品を開発して売上を大きく伸ばしたことが評価され、次期社長に推薦されました。
ライフネット生命が発表した5月の新契約件数は前年同月比+98%の4,827件、新契約年間残保険料が前年同月比+92%の2億円となりました。
4月から大きく伸び、2019年3月期決算黒字化への期待感から、株価はストップ高となっています。
ライフネット生命年初来高値更新。株価の今後の値動き予想とは?日足チャートのテクニカル分析やトレードの際の損切り目安は?
ライフネット生命の株価は、2018年3月までは400円前後で推移していましたが、社長交代や黒字化への期待感から、4月9日には一時566円まで上昇しました。
その後下落調整するものの、今回のニュースをきっかけにストップ高となり、年初来高値を更新しました。
以下はライフネット生命の日足チャートです。
テクニカルには、5月16日安値438円は75日移動平均線(水色)で反発していることから、上昇に向かいやすいチャートであったと考えることができます。
本日大きく窓をあけてのストップ高となったことで、移動平均線や前回安値まで値幅が大きく損切りの目途は立てにくいですが、明日以降の株価が本日安値の605円を下回るかに注目です。
605円を維持できるようだと更に上昇が加速する可能性は高いです。
まとめ
ライフネット生命は上場以来はじめての黒字化が現実味を帯びてきて、市場は好感して株価は大幅に上昇しています。
明日以降も買い継続となるのか、注目です。
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