レオパレスの建築基準法違反の問題を受けて、株価の下落が続いています。
業績への影響は軽微との発表がありましたが、補修対象となる物件数の規模を考えると、かなりのインパクトがあると思われます。
ここでは補修にかかる費用と株価の動きをみていきたいと思います。
目次
レオパレス建築基準法違法物件、界壁の補修費用とは?
レオパレスが建築した物件で不備が見つかっているのが、ゴールドレジデンス、ゴールドネイル、ニューゴールドネイルなどのブランド。
本来存在しているはずの界壁が不十分であったり、そもそも存在しいないとういケースもあったとのことです。
界壁の補修費用は1枚当たり15万円程度で、標準的なアパートである2階建て10部屋の場合、界壁4枚の補修が必要、1棟あたり60万円程度の費用がかかるとみられています。
レオパレス、建築基準法違反の疑い、業績への影響は軽微で済むのか?補修費用や今後の建築受注は?
レオパレスの2019年3月期決算見通しでは、当期純利益150億円を見込みます。
2018年5月29日に行った会見では、業績への影響は軽微としていましたが、補修対象となる物件数をこれから調査していくことや、今後建築受注が減少することを考えると、決算への影響は十分にあると考えられます。
今後どのような影響が出てくるかは、注目すべきポイントです。
⇒【PERの詳細を解説】
⇒【PBRの詳細を解説】
レオパレス、建築基準法違法の疑いで株価は急落、年初来安値を更新。今後の値動き予想は?
会見の翌日5月30日のレオパレスの株価は一時703円まで下落し、年初来安値を更新しました。
5月31日は前日比▲3円(▲0.4%)の750円で引け、前日の安値からはやや戻している状況です。
以下はレオパレスの日足チャートです。
移動平均線を見ると、10日移動平均線(ピンク色)と75日移動平均線(水色)がデッドクロスを完成しています。
この先5月30日安値701円を維持できるか、また心理的節目である800円を回復できるかが注目のポイントです。
基本的には底値圏での推移か更に下値を探りに行く展開を想定していますが、下げが急だった分、急に株価が戻すこともあるので要注意です。
⇒【移動平均線の詳細を解説】
まとめ
投資家は、レオパレスの決算への影響の見方について懐疑的で、株価は急落しました。
今後もこの問題は長引きそうですので、経過に注目していきましょう。
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