2018年5月24日、楽天グループのJ1神戸はスペイン代表のアンドレス・イニエスタを獲得したと発表しました。
楽天は海外のスポーツチームとのスポンサー契約を積極的に行うなど、大型の契約を次々に決めています。
ここでは楽天のイニエスタ獲得の狙いと業績や株価への影響をみていきましょう。
目次
楽天傘下のJ1神戸、イニエスタ獲得、年俸や契約年数など詳細は?Jリーグ史上最高額と特例措置のVIP待遇。
イニエスタと神戸の契約は3年契約で、年俸はJリーグ史上最高となる2,500万ユーロ(約32億5千万円‼)という驚きの内容でした。
イニエスタは楽天三木谷会長が所有するプライベートジェットで来日し、契約書にサインしました。
そして背番号はバルセロナでもつけていた8番。
現在背番号8番は三田選手が付けており、従来のルールであればシーズン途中での番号変更はできないが、特例の超VIP待遇として今回変更が認められました。
楽天傘下の神戸イニエスタと契約。楽天のスポーツ関連の大型スポンサー契約の狙いとは??バルセロナやウォリアーズとも契約。
楽天は2016年にイニエスタが所属するバルセロナとスポンサー契約を締結し、契約金は年間5,500万ユーロ(約71億円)となります。
2017年にはNBAのウォリアーズともスポンサー契約を締結し、契約金は2,000万ドル(約22億円)でした。
楽天の2017年12月期の当期純利益は1,106億円と、スポンサー費用の負担は非常に大きいです。
今回イニエスタ獲得の狙いは、コンテンツ事業の強化を楽天の知名度向上となります。
楽天は売り上げの約8割が国内となっており、海外展開を進めるべく有名チームとのスポンサー契約を進めてきました。
イニエスタはSNSでの発信力や影響力もあることから、獲得によって楽天のビジネス拡大に寄与することが期待されます。
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楽天傘下の神戸イニエスタ獲得。株価への影響は?下降トレンド抜け出せるか?テクニカル分析は?
楽天の株価の動きを見ていきましょう。
以下は楽天の日足チャートです。
2017年8月8日高値1,396円をピークに、楽天の株価は下落が続いています。
テクニカルには3本の移動平均線は全て下向き、短期移動平均線と長期移動平均線は全てデッドクロスを完成しており、非常に弱いチャートとなっています。
5月24日も751.6円と安値を更新しており、下値の目途を想定しにくい状況です。
PERも9.2倍と低い水準となっていますが、現状株価を押し上げる特段の材料はなく、下値を模索する展開が続くか、現在の水準でのもみ合いが続くことが予想されます。
⇒【移動平均線の詳細を解説】
まとめ
イニエスタの神戸加入は日本人にとっては非常にうれしいニュースです。
楽天がイニエスタ獲得によって想定通りにビジネスを拡大することができるのか、今後も注目していきたいと思います。
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