トヨタ自動車は2018年5月23日に「アルファード」「ベルファイア」のリコールを国土交通省に届け出しました。
その内容と株価への影響をみていきたいと思います。
目次
トヨタ「アルファード」「ベルファイア」リコールへ。 不具合の状況、改善内容、対象車両とは?
トヨタ自動車は2014年12月8日から2018年2月26日に生産した「アルファード」「ベルファイア」、計35,213台のリコールを発表しました。
5月24日からリコールを開始します。
不具合の状況としては、制御用のコンピュータープログラムに不具合があり、バッテリーが劣化していると、電動パーキングブレーキが作動しない懸念があるとのことです。
今回のリコールで全車両、制御用のコンピュータープログラムの修正を行います。
トヨタ「アルファード」「ベルファイア」リコール、株価への影響は?ポイントとなる株価は?
トヨタ自動車は先日発表した2018年3月期決算が過去最高益となり、株価は上昇基調に突入していた中での今回のニュースとなりました。
以下はトヨタ自動車の日足チャートです。
25日移動平均線(緑色)と75日移動平均線(水色)がゴールデンクロスを完成し、2018年1月18日高値7,806円を試しに行く展開ではあったのですが、リコールの発表があり本日の株価は前日比▲92円(▲1.2%)の7,435円で引けています。
10日移動平均線(ピンク色)も下抜けており、青線で示した2月27日高値7,411円も迫っており、ここを下抜けするとなると一旦上昇トレンド継続が怪しくなります。
下抜けた場合は25日移動平均線が位置する7,300円近辺を維持できるかがポイントです。
⇒【移動平均線の詳細を解説】
まとめ
今回のニュースが上昇の重しとなるのか注視したいと思います。
日経平均株価も節目の23,000円を一時的に突破したものの、本日は前日比▲271(▲1.2%)の下落となっており、23000円台にのせるには新規の材料が必要になりそうです。
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