ウイスキー好きには衝撃のニュースなのではないでしょうか?
サントリースピリッツは「響17年」と「白州12年」の販売を休止すると発表しました。
ウイスキー人気が高まる中、なぜ販売休止となるのか、その原因や影響についてみていきたいと思います。
サントリー「響17年」「白州12年」販売休止へ。その時期や原因とは?
今回販売休止の理由は、予想以上の需要の拡大でした。
ウイスキーの国内市場は2017年には16万キロリットルと前年から約9%伸びと伸び率は鈍化しつつあるものの、2008年からは2倍以上に成長しています。
またイギリスの調査会社IWSRは、世界のウイスキー市場は2016年に4億3千万ケースと2007年から60%増と試算しています。
想定以上の需要の伸びにより、原酒が不足、サントリーの主力ブランドである「山崎」に原酒を割り当てるため、「響17年」「白州12年」の販売休止となりました。
販売休止の時期は在庫状況次第となりますが、「白州12年」は2018年6月ごろ、「響17年」は9月ごろとなる見通しです。
原酒の成熟期間は名前にある通り12年、17年と長い年月が必要となることから、販売再開には長い年月を要します。
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サントリー、ウイスキー販売休止による株価への影響は?
今回のウイスキー販売休止によるサントリー株価への影響はあるのでしょうか?
サントリーは持株会社制となっており、サントリーホールディングスの下に複数の子会社がぶら下がっています。
その中にウイスキーを扱うサントリースピリッツもありますが、サントリースピリッツは上場していません。
サントリーグループで上場しているのは、清涼飲料水などを扱うサントリー食品インターナショナルのみであり、今回のニュースの直接的な影響はなさそうです。
サントリー食品の株価は2018年5月9日の決算発表後に下落していますが、今回のウイスキーのニュースは材料にはなっていないと思われます。
まとめ
ウイスキー市場が伸び、ウイスキーファンが増えていただけにも、今回のニュースは残念です。
時間はかかるとは思いますが、いつか販売が再開されるのを待ちたいと思います。
今回のニュースは株式市場には影響なさそうですが、影響を疑問に思った人の参考になれば幸いです。
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