7270 SUBARUは2018年5月11日、2018年3月期の決算を発表し、純利益は前期比▲22%の2,203億円と予想を下回る内容でした。
これを受けて株価は前日比▲85円(▲2.3%)の3,607円で引けています。
ここではSUBARUの決算の内容と株価の動きについてみていきましょう。
⇒【決算発表の詳細を解説】
SUBARU2期連続減益と苦戦続く。19年3月期も減益予想。
SUBARUの決算推移は以下の通りです。
当期純利益は2015年度4,366億円⇒2016年度2,823億円⇒2017年度2,203億円と2期連続での減益となっています。
前期の世界販売台数は106万台と過去最高で売上高が増加したものの、リコール費用1,062億円の計上が響いた形です。
2019年3月期決算見通しも当期純利益は前期比▲0.2%の2,200億円と厳しい状況が続きそうです。
想定為替レートはドル円105円(前期111円)で、6円の円高により▲584億円の減益を見込んでいます。
SUBARU株価は安値圏での推移続く。上値は切り下がっており、節目の安値を維持できるかが焦点。
株価の推移をみていきましょう。
以下は日足チャートになります。
決算発表後株価は下落しましたが、終値ベースでは75日移動平均線(水色)を下抜けて、25日移動平均線(緑色)付近で引けています。
前日まで75日移動平均線(水色)を上抜けし、25日移動平均線も上向きでしたが、昨日の下落で上値は重くなりそうです。
赤線で引いたトレンドラインをみると、2017年10月3日高値4,114円をピークに上値は切り下がっています。
下値は2017円12月21日安値3,400円と2018年3月28日安値3,414円の2つの安値があり、ここを下抜けると下落が加速する可能性があります。
週足チャートもみていきましょう。
赤線で引いたトレンドラインの通り、高値を切り下げつつ値幅はどんどん狭まってきており、どちらに抜けるのか注目です。
⇒【移動平均線の詳細を解説】
まとめ
SUBARUの決算は苦戦が続く中ですが、日経平均株価が上昇基調に入っている点は下値をサポートする材料となっています。
来週以降、節目となる下値を維持できるのか、注目です。
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